1991 年 47 巻 8 号 p. 565-575
一般環境騒音及び航空機騒音に関する社会調査の結果に基づき、特定音源に対するうるささの評価モデル及び複合騒音に対する反応の評価モデルの検討を行った。複合騒音に対する総体的なうるささ感が、日常生活で生起する個別の影響事象によってもたらされるという前提により、各影響事象に対する評価モデルの適用及び総体的なうるささ感に対する評価モデルの適用を検討した結果、Ollerheadの反応加算モデルが、いずれの影響事象にも適用でき、音源に対する感受性の差を表すパラメータの推定値も妥当であることが推察された。