日本音響学会誌
Online ISSN : 2432-2040
Print ISSN : 0369-4232
室内音響における波動論と音線理論の関係
久野 和宏野呂 雄一井 研治
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1993 年 49 巻 2 号 p. 77-83

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抄録

室空間の音場を波動論に基づき解析し、音源に対する部屋の巨視的な応答として、2乗音圧の空間平均及び空間・集合平均等について考察した。特にホワイトノイズ駆動による残響音場の空間・集合平均は部屋の固有振動モードの指数減衰の和で表されること、またこの残響音場とインパルス駆動による残響音圧の2乗積分との関連を明らかにした。これらの結果は残響エネルギーの時間減衰に対する音線理論(幾何音響学)の結果ともよく符合しており、波動論と音線理論との間に存する興味ある対応関係についても論及した。

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© 1993 一般社団法人 日本音響学会
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