日本音響学会誌
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Print ISSN : 0369-4232
平均海流流量の音響応用測定法
竹内 倶佳久保 晃永井 豊平 啓介北川 庄司
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1993 年 49 巻 8 号 p. 543-550

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抄録

2点間の音波の伝搬時間差から流速測定ができることはいわゆる時間差法としてよく知られている。海中における位置決定、情報通信等への音響応用では分離が難しいマルチパスによる干渉はトラブルの原因の一つとなる。分離識別可能なマルチパスを利用する海洋計測手法の開発のためにmultipaths inverted echo sounder(MIES)を開発し、約10km 離して海底に設置してその距離を底辺とし、海面反射による音波伝搬経路を2辺とする鉛直面内の3角形の辺に沿った音波の往復伝搬時間差から平均流速の測定ができる。本論文ではこれを応用して海底にほぼ正3角形にMIESを設置し海流の平均流量の測定について現場実験を行って検討したものである。

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© 1993 一般社団法人 日本音響学会
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