1994 年 50 巻 10 号 p. 767-779
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我々は1974年以来、断片線形系に対する級数変換を伴うFourier級数解法を用いて、擦弦の持続自励振動の解析を試みてきた。途中若干の紆余曲折はあったが。それも大体収束したと思われるので前報(本誌平成4年9月号)でこの解析手法の大略を紹介した。本報では、実際の擦弦の力学モデルに我々の解法を適用した数点の結果を報告したい。特に弓圧力の増加に伴う発生音の高さの低下(flattening)現象についてはいわゆる周波数領域の説明を加えたい。
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