日本音響学会誌
Online ISSN : 2432-2040
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海底反射音場に関する一様漸近解
石原 豊彦佐山 周次宮川 幸雄筒井 英人
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1998 年 54 巻 6 号 p. 434-442

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抄録

本論文においては, 音波が海底面で反射される場合の反射音場を, 近似的に解析する方法について検討を行い, 臨界角近傍の遷移領域を含む広い範囲で適用可能な一様漸近解の導出を行った。また, 反射音場を表す積分を, 直接数値積分することにより求めた基準解と比較することにより, 提案した一様漸近解の有効性を明らかにした。従来から用いられている部分的な反射波及び全反射波とラティラル波の重畳による音場表示式は, 臨界角から十分離れた領域において適用可能であることを数値的に示した。更に, 反射係数を臨界角近傍において近似することにより導出した音場表示式は, 臨界角の極めて近傍においてのみ有効であることを明らかにした。

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© 1998 一般社団法人 日本音響学会
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