日本音響学会誌
Online ISSN : 2432-2040
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簡易型光音響顕微鏡システムの開発とその材料評価への応用
南出 章幸田村 景明得永 嘉昭
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1999 年 55 巻 7 号 p. 486-494

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抄録

本論文は,だれでもが簡単に使える簡易型光音響顕微鏡システムの設計・開発及びその材料評価への応用について述べたものである。まず,簡易型光音響顕微鏡システム開発にあたり,そのハードウェアとソフトウェアの両面から検討し,取り扱いの容易さと低価格化に主眼を置いて開発した。次に開発したシステムを使って各種材料の傷評価を行った。得られた光音響像は,(1)エポキシ樹脂の表面及び内部ドリル傷(深さ1mm,直径1mm),(2)エポキシ樹脂の内部傷形状の相違,(3)黒鉛の内部傷(深さ0.7mm,直径5mm),(4)快削性セラミクスの表面傷(幅100μm)である。更に,不透明材料の内部傷検出原理についても述べた。

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© 1999 一般社団法人 日本音響学会
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