(財)日本気象協会
名城大学理工学部
三重大学工学部
2001 年 57 巻 3 号 p. 192-199
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トンネルは時として音の伝搬を助長することが知られている。本稿では, そのメカニズムを説明するため, 音線理論と坑内におけるエネルギー収支を基に, 音の強さに関する伝搬式を導出し検討を行った。トンネルの存在がもたらす受音レベルの増加(挿入利得)は, トンネルの寸法(長さ, 断面積, 周長)及び内表面の平均吸音率を基に算定できることを示した。更に, 受音側の抗口周辺において, この利得(トンネル効果)の広がりについて考察を加えた。
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