東北大学電気通信研究所:大学院情報科学研究科
日本電信電話(株)NTTコミュニケーション科学基礎研究所
日本電信電話(株)NTTコミュニケーション科学基礎研究所:(現)(株)NTTデータ
山梨大学大学院医学工学総合研究部
秋田県立大学システム科学技術学部
2004 年 60 巻 7 号 p. 351-357
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
親密度と音韻バランスを統制した単語リストを用いた単語了解度試験を実施し,モーラ位置ごとの正答率に及ぼす親密度の影響を調査した。その結果,試験語が実単語であることを被験者に教示しない場合でも,単語了解度に親密度の影響が見られ,更に,第1モーラの正答率は,低親密度単語では単音節明瞭度と同程度であるのに対し,高親密度単語では単音節明瞭度より高くなることが示された。本結果は,非単語の回答を許すような聴取実験を行う際にも,親密度が結果に影響を及ぼすため,試験単語の親密度の統制が必要であることを示唆する。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら