抄録
これまで、日本の小売業態の構造は4回大きく変わった。それらのターニングポイントでは、必ず「人口」「所得」「競合関係」「技術」「法制度」の大きな変化が見られ、それを機に新しい業態が出現し、成長した。現在、日本の小売業は第5のターニングポイントに直面している。
2020年に向けて、地域別、年代別に実質消費額の増減が顕在化し、市場のモザイク化が進むと考えられる。また、消費者による小売業態評価によれば、業態間の白地領域に新業態が再出現する可能性がある。
第5のターニングポイントを迎えるにあたり、小売業は、ターゲット消費者からみた店舗の魅力を柔軟に維持し、変化に俊敏に対応すべく業務革新を進める必要がある。