抄録
経営環境がグローバル化し複雑化する中で、経営リーダーの育成が改めて重視されている。2000年頃から大企業を中心に、アメリカの先進企業を参考に日本でも次世代リーダー育成の取り組みが盛んとなっている。
次世代リーダー育成プログラムは、「人材の選抜→研修→戦略的配置」という一連のプロセスで取り組まれている。この中で、研修の位置づけは比較的低くみられているが、約30社の事例による実証研究の結果、研修が次世代リーダーを育てると同時に、経営リーダー層のソーシャルキャピタルを生み出し、創発的戦略形成の“場”として重要な役割を果たしていることがわかった。
本研究は、次世代リーダー育成プログラムの実証研究を基に、戦略的意義を検討し、有効性の向上について提言する。