経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
2016年秋季全国研究発表大会
セッションID: G1-14
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予稿原稿
路線バスにおける利用者の潜在需要を考慮した停留所別利用者予測モデル
*中振 昇三木 良雄
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抄録

近年、高齢化に伴い高齢者の移動手段確保が問題となっている。そこで重要になるのが地域の路線バスであるが利用者は減少傾向にあり事業者は厳しい経営を強いられている。増加を続ける高齢者に備えバス事業者の事業改善は必須である。そこで本研究はバスダイヤに着目する。通常のダイヤ編成では未利用者などの潜在需要は見逃されていた。そこで停留所周辺の人口などに着目し、さらに天候や曜日を用いて利用者予測を行うことで、理想的なダイヤ作成に基づく事業改善を目的とする。また、バス特有の同一条件下での利用者変動に機械学習を用い、正確な利用者予測モデルの確立を目指した。実データを用いた検証では良好な予測精度を得ることができた。

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© 2016 一般社団法人経営情報学会
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