主催: 経営情報学会
会議名: 2018年春季全国研究発表大会
開催地: 筑波大学 東京キャンパス
開催日: 2018/03/08 - 2018/03/09
近年の外国人旅客の増加により空港ターミナルの意思決定者は,予期できない唐突に発生する混雑への対応が求められている.予期せぬ混雑は,空港ターミナルを構成する施設間の相互作用や旅客行動の異質性に関連して起こるため,施設間や旅客行動を詳細にモデリングするシミュレーションによるアプローチが有効である.しかし,システム特性を踏まえた適切な抽象度でのモデリングが必要であったり,多量の入力データを集める必要があるという点から,実現場で使える精度のシミュレーションを構築することは容易ではない.本発表では,福岡空港国際線ターミナルにおいて、旅客流シミュレーションを用いて混雑緩和を目指した一連の取り組みを報告する。