ポピュラー音楽研究
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『Pupular Music in Theory』再訪
キース・ニーガス氏インタビュー
安田 昌弘
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2002 年 6 巻 p. 51-61

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抄録

雲の切れ目から日のさす晩秋のロンドンでキース・ニーガス氏と話す機会に恵まれた。ニーガス氏の『Popular Music in Theory』が出版されたのは一九九六年。絶好のポピュラー音楽研究入門書として日本でも多く読まれているようだ。彼はその後もオープン大学の二冊[Negus 1997, du Gay et al. 1997]や、『Music Genres and Corporate Cultures』[1999]、そして『Popular Music Studies』[2002]と精力的な活動を続けている。この対談は『Popular Music in Theory』以降のポピュラー音楽研究の理論的布陣の移り変わりや、新しい調査成果の進展を俯瞰することを意図してもうけられた。限られた誌面ゆえその全てを掲載することはできないが、特に「生産の文化」、「アイデンティティ」、「グローバライゼーション」のキーワードを中心にお届けする。

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© 日本ポピュラー音楽学会
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