2011 年 13 巻 p. 108-113
事例対象企業は、既に大手企業において基本的なICTリテラシーおよび、営業、SE、企画、経理、製造、品質、サービス、開発など様々な専門性のあるスキル、およびビジネスノウハウを蓄積しながら定年退職した高齢者人材を、テレワークを活用して、人材が地域に分散する壁を乗り越え運営する高齢者企業である。当企業は2009年10月に設立され1年10ヶ月経過した企業にすぎない。しかし今後の高齢化社会にとって「企業内人材育成を活用した高齢者によるテレワークビジネス」が興隆する可能性を示唆する事例として紹介する。