日本風工学会年次研究発表会・梗概集
平成27年度日本風工学会年次研究発表会
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平成27年度年次研究発表会梗概集
都市域内のガス拡散に関する野外実験と,風洞実験およびLES解析による予測
その1 野外拡散実験
*宮下 康一義江 龍一郎並木 慎一中山 悟
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p. 87-88

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抄録

都市域において拡散物質の予測は検証の方法が難しく,まだ十分な検証データが得られている状況にはなく,風洞実験や数値流体解析が広く応用されていないのが実情と考えられる。本研究では,神奈川県厚木市の東京工芸大学厚木キャンパスおよびグラウンドを対象に,野外拡散実験を行い濃度および風速を測定した。実測した2日間は晴天で,風向も南寄りで安定していた。風向方向に濃度が高い地点が見られキャンパス内にガスが拡散していることや,上空風が安定していてもキャンパス内の地上レベルでは複雑な流れが生じていることが分かった。また,10度程度の風向の違いでも,濃度や風速分布の傾向が異なることが示された。

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© 2015 日本風工学会
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