日本風工学会年次研究発表会・梗概集
平成29年度日本風工学会年次研究発表会
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平成29年度年次研究発表会梗概集
上空風によって効果的に集風するウインドソーラータワーの形状に関する研究
渡邉 康一*福富 翔*大屋 裕二
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p. 121-122

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抄録

ソーラーチムニーとは,太陽熱で地表近くの空気を暖め,タワーの上下に温度差を発生させることによって生じる上昇風を用いて発電する設備である。太陽熱を用いるため、通常夜間は発電できない。しかしながら、我々が開発したウインドソーラータワーは,太陽熱による上昇風とあわせて,タワー上空に吹いた横風を利用してタワーの上下に温度差がなくても上昇風を発生させることができる。いわば、ソーラーエネルギーと風力エネルギーを同時利用したハイブリッド発電装置である.効果的に上昇風を発生させるタワー形状を風洞実験と数値解析を用いて調査し,ディフューザ形のタワー形状で,上空風より速い内部上昇風の発生を可能にした。

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© 2017 日本風工学会
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