日本風工学会年次研究発表会・梗概集
2021年度日本風工学会年次研究発表会
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2021年度年次研究発表会梗概集
LESによる外装材の疲労損傷評価のための風圧変動特性に関する検討
*酒井 佑樹
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p. 119-

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抄録

現在の建築物の耐風設計では、風荷重を静的に与えた場合の安全性を確認する等価静的設計手法によって弾性設計されており、変動風力による繰返し荷重やその作用時間を考慮した設計が行われることは少ない。近年の建築物は高層化、長寿命化の傾向があるため、建築物の供用期間中に常に外気に曝される外装材については、繰返し風荷重に対する疲労損傷評価が今まで以上に重要になると予想される。本研究では、台風シミュレーションとLESに基づいて建築物外壁鉛直フィンの供用期間100年を想定した疲労損傷評価を実施する。また、LESで得られる変動風圧に対してPOD解析を行い、再合成波形の疲労損傷度への影響を確認することで、外装材の簡易的な疲労損傷評価法構築のための一助となることを目指す。

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