日本醸造協会誌
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安定同位体比分析を用いた酒類原料の起源推定技術について
和佐野 成亮服部 良太
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2014 年 109 巻 4 号 p. 212-218

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抄録
レストランなどで食材の誤表示問題が発生し,食品の表示に再び世間の注目が集まったのは記憶に新しい。酒類についても原材料の適正表示は法令遵守の観点のみならず,商品に対する消費者の信頼性確保のためにも重要な事項であり,酒類業者は自社が販売している製品の真正性を確保する必要がある。本稿では酒類の必須成分であるエタノールの安定同位体を新たに開発した方法で分析した酒類原料の期限推定技術について解説して頂いたので,参考にして頂きたい。
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© 2014 公益財団法人 日本醸造協会
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