日本釀造協會雜誌
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甘藷皮層部に由来する異臭を伴わない甘藷焼酎製造について
蟹江 松雄松村 悦男
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1969 年 64 巻 12 号 p. 1089-1091

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抄録

1.甘藷焼酎の製造において, 甘藷を洗滌後丸のまま60~65℃の温水に1時間程度浸漬した後, 浸漬水を捨て蒸煮した甘藷を用いて造った焼酎は, 甘藷皮層部のみを2次仕込に用いて造った焼酎のもつ刺戟性甘藷臭がなく, 温和なフレーバーをもつ焼酎であることを知った。
2.上記のごとき処理を甘藷に施しても, 発酵経過やアルコール収量には著しい変化はもたらされない。

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