日本釀造協會雜誌
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流動パラフィンによる清酒の酸化防止について (第1報)
流動パラフィンシールによる品質劣化防止試験
桑原 健治石川 雄章伊藤 康
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1971 年 66 巻 10 号 p. 1008-1010

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抄録

清酒をタンク貝臓 (特に端桶貯蔵) する際に流動パラフィンで清酒の表面を重層シールすることによって, どの程度品質劣化が防止出来るか検討した。
1.流動パラフィンで火入れ直後の清酒の表面を重層シールし, 25~30℃ に約6ヶ月間貯蔵したが老ね香の発生は全くみられなかった。
2.シールする厚さは1cm位で十分効果があり, それ以上でも劣化防止効果は変らなかった。
3.流動パラフィンで1cmの厚さに清酒表面を重層シールすれば, 貯蔵容器の表面積, 貯蔵容量とシール量の比などに関係なく品質劣化防止効果が認められた。
4.貯蔵中の着色度の増加には防止効果がみられなかった。

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