日本釀造協會雜誌
Online ISSN : 2186-4004
Print ISSN : 0369-416X
ISSN-L : 0369-416X
清酒清澄用柿渋に関する研究 (第5報)
柿渋および清酒蛋白混濁物質等の粒径推定
布川 弥太郎目名 英一
著者情報
ジャーナル フリー

1973 年 68 巻 9 号 p. 708-711

詳細
抄録

1) 超遠心沈降法によって柿渋, タンニン酸'蛋白混濁物質, タンニンー蛋白混濁物質複合体の粒径を測定した結果, それぞれ12-14mμ, 4mμ, 13mμ, 140mμ, 250-400mμ と推定された。
2) 清酒にタンニンを添加すると蛋白混濁物質は8-20個の重量体を作るものと推定された。その際タンニンは蛋白混濁物質粒子間結合のcementing materialとしての役割を果しているものと考察した。

著者関連情報
© 公益財団法人 日本醸造協会
前の記事
feedback
Top