日本釀造協會雜誌
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PCB汚染原料米使用が酒質におよぼす影響
前川 季義平田 好顕
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69 巻 (1974) 3 号 p. 175-178

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抄録

1. PCB, BHCによって汚染された米の汚染成分は米粒外周部に多く分布し, 酒造米は高精白米のため, 汚染成分は殆んど糠部に移行した。
2. 汚染米使用による清酒製造試験の結果, 汚染成分の清酒中の溶存量は少なく, 粕部に濃縮された。なおPCB添加もろみについても粕部に濃縮された。
3. PCBが粕部に移行する原因は, 蒸米, 酵母菌体等粕部への物理的な吸着と酵母菌体の菌体内取り込みの相互作用によるものと考えられた。
4. 本試験に供した汚染米は特殊な試料であり, 市場に流通している酒造米でなく, 市場流通米5点について検討した結果, PCBは不検出, BHCは0.01PPm以下であり, 市場流通米には問題ないと考えられた。

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