日本釀造協會雜誌
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酵母を用いる酒造廃水の処理 (第2報)
清酒製造廃水の酵母-ラグーン併用処理
吉沢 淑古藤 恵馬上 幸雄大橋 勝山田 和男細金 与四男
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73 巻 (1978) 11 号 p. 883-885

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抄録

清酒製造廃水を酵母で前処理し, 続いてラグーン (長時間活性汚泥) 処理する方法を検討し, 酒造場で実施した。
1.5l容酵母槽, 10l容ラグーンを用いてモデル廃水 (洗米水: 清酒COD比3: 1混合液) COD1,200PPmを用い, 滞留時間, 酵母槽1日, ラグーン5日で処理試験を行い, 最終処理水のCODは30ppm以下となった。
2.4l容酵母槽 (平均滞留1日), 21l容ラグーン (平均滞留7日) を用いて洗米水 (COD1,500PPm) の連続処理試験を行い, 最終処理水のCOD40PPm以下を保った。
3.清酒製造場でこの方式による廃水処理を実施した。洗米水等 (12m3日, COD1,300~2,700PPm) を約1日間酵母処理し, その約9/19を80m3ラグーンに送り, 他の廃水28m3とともに平均滞留時間2日で活性汚泥処理し, 上澄を1日1回放流した。12月~2月の運転期間中放流水のCOD17~33PPm, SS10~42PPm, pH7.1~7.9, 活性汚泥槽内の水のSV30は23~52%と良好な結果が得られ, 期間中汚泥の引き抜き廃棄は不要であった。

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