日本釀造協會雜誌
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細菌を用いる清酒製造廃水の処理 (第1報)
小玉 健吉京野 忠司大村田 稔池見 元宏立花 忠則
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1981 年 76 巻 4 号 p. 276-279

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抄録

清酒製造廃水のうち, 洗米廃水はその量は比較的少いが, 全廃水の汚濁物質の50~70%を占めるでんぷんや可溶性糖類を含んで居ることに着眼し, 細菌を用いる廃水処理方式を検討した。
1. 洗米廃水に通気中に自然に生育する好気性の細菌群からでんぷんを主体とする汚濁物質の除去能力の強いものを分離選択した。これらの細菌はCytophaga, Arthrobacter, Pseudomonas Nocardia, Coryneorm, Bacillus等の属に属するものであるが, 洗米廃水をこれらの細菌により処理したときのCOD除去率は, 菌体込みで60~70%, 菌体を遠心分離した上ずみで82~91%を示した。
2. これらの細菌のうち, Bacillus SP. S-22を用いる洗米廃水の前処理と凝集沈澱法との併用および長時間曝気回分式活性汚泥処理との併用による清酒製造廃水処理の実験を行った。

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