日本醸造協会誌
Online ISSN : 2186-4012
Print ISSN : 0914-7314
ISSN-L : 0914-7314
腸管出血性大腸菌O157: H7をはじめとする食中毒菌に対する食酢の抗菌作用 (1)
円谷 悦造太田 美智男
著者情報
ジャーナル フリー

1998 年 93 巻 1 号 p. 28-36

詳細
抄録

大腸菌0157による集団食中毒が発生し日本中が大騒ぎとなったのは記憶に新しい。今なお発症が続いているが, 原因となった食品の特定が不明な場合も多く, 人々の不安感をつのらせている。
当然のことながら食品産業界ではその汚染防止に最大の努力を傾注している。
このような状況の中で, 醸造調味料である食酢に抗菌作用が認められるとの報告は朗報である。研究に携わった著者に, まず大腸菌0157とは何かを解説していただいた。次号では, 引き続き食酢の0157に対する抗菌作用について解説していただく。

著者関連情報
© 公益財団法人 日本醸造協会
前の記事 次の記事
feedback
Top