熱傷
Online ISSN : 2435-1571
Print ISSN : 0285-113X
症例
分層植皮術の植皮片拡張におけるMEEK™システムの使用経験
大島 純弥井上 貴昭相原 有希子佐々木 正浩佐々木 薫関堂 充
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キーワード: MEEK,熱傷,分層植皮
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2021 年 47 巻 1 号 p. 29-34

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抄録

 2症例の熱傷患者の分層植皮術の植皮片拡張にMEEK™システムを使用する機会を得た. 症例1は50代女性, 背部熱傷に対して6倍MEEKを用いて分層植皮を行った. 症例2は50代男性, 腹部熱傷に対して4倍MEEKを用いて分層植皮を行った. 生着はおおむね良好ですみやかに上皮化が得られた. MEEK™システムは効率よく高倍率に植皮片を拡張することができる. また感染にも強く, 下床の血流が乏しい状態でも生着率が高いうえ, 上皮化までの期間が早い可能性がある. 専用機械の購入やドレッシングを含めた手技習得などの問題はあるが, 採皮部が限定される広範囲熱傷において有効な選択肢であると考えられた.

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© 2021 一般社団法人 日本熱傷学会
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