Journal of Computer Aided Chemistry
Online ISSN : 1345-8647
アプリオリ型グラフマイニング法による変異原性化合物の解析
猪口 明博鷲尾 隆岡田 孝元田 浩
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2 巻 (2001) p. 87-92

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抄録

アプリオリ型グラフマイニング法とは相関ルール探索におけるアプリオリアルゴリズムをグラフ探索に適用するように拡張したものである。その際、k次のラティスレベルには、k個の頂点を有するグラフの中から、与えられた最小サポート値以上のものが置かれる。本方法により、”IF 事例中にサブグラフGa が存在するならば、THEN サブグラフGa∪Gb もその事例中にある確信度で存在する”というルールを導くことができる。本研究においては、事例を構成するグラフとして、化学構造式および分子の各種性質を表現する仮想的な孤立グラフ頂点を与えることにより、構造活性相関関係を表現するルールを得ることができる。本方法を230種の芳香族ニトロ化合物群における変異原性の解析に適用した結果、有効な作業仮説を得ることができた。本方法は、一般的な構造活性相関研究の方法論として採用できるものである。方法の原理と応用結果について述べる。

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© 2001 日本化学会
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