Journal of Computer Aided Chemistry
Online ISSN : 1345-8647
癌転移抑制剤の電子状態計算(2):ウロキナーゼの化学反応特性解析
津村 直哉杉浦 史卓小林 浩栗田 典之
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2004 年 5 巻 p. 70-78

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抄録

副作用の無い癌転移抑制剤として、ウロキナーゼを含むキメラ蛋白質が開発された。このキメラ蛋白質のレセプター結合部位であるウロキナーゼのATF(Amino Terminal Fragment)部位に対し、AMBER力場により最安定構造を決定した。その部分構造の水中での電子状態を半経験的分子軌道法により計算し、化学反応に関与すると思われるHOMO(最高占有分子軌道)、LUMO(最低非占有分子軌道)の空間分布から、ATF中の相互作用点を予測した。さらに、HOMOが分布するアミノ酸を他のアミノ酸及びアミノ酸類似分子で置換し、置換による相互作用点の変化を解析した。

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© 2004 日本化学会
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