日本補完代替医療学会誌
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原著
Coix-seed Reactive Derivatives (CRD)の皮膚色素沈着に与える影響に関する研究
鈴木 信孝川島 拓也許 鳳浩上馬塲 和夫
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2018 年 15 巻 2 号 p. 85-90

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抄録

ハトムギが皮膚のメラニン生成を抑制するという基礎的知見が報告されているが,ヒトでの作用については明らかになっていない.そこで今回,ハトムギ全粒熱水抽出エキス(Coix-seed Reactive Derivatives: CRD)摂取の女性皮膚色素沈着度に及ぼす影響を無作為化比較対照試験によって検討した.方法は,顔面皮膚に色素沈着を有する女性90名を無作為に3群に割付し,CRD(株式会社ALT製)2g/日,4g/日またはプラセボを8週間摂取させ,顔面皮膚色素沈着度ならびに紅斑度をメグザメーターにて測定した.結果を摂取前後の値の変化率で比較すると,4g/日摂取群では皮膚の色素沈着度と紅斑度ともに,プラセボ群より有意に減少した(p<0.01).なお,摂取期間中に特別な副作用は認めなかった.以上のことから,CRDは今後,美容皮膚科領域において有用な栄養補助食品の一つになり得ることが示唆された.

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