日本補完代替医療学会誌
Online ISSN : 1348-7930
Print ISSN : 1348-7922
ISSN-L : 1348-7922
原著
アレルギー性鼻炎モデルラットに対するロズマリン酸の効果
山﨑 永理砂川 正隆沼口 佳世時田 江里香池谷 洋一北村 敦子世良田 紀幸石川 慎太郎中西 孝子久光 正
著者情報
ジャーナル フリー

2012 年 9 巻 2 号 p. 107-113

詳細
抄録
目的:ポリフェノールの一種であるロズマリン酸は,抗アレルギー作用,抗酸化作用,抗炎症作用などを有することが報告されている.本研究では,アレルギー性鼻炎 (AR) に対するロズマリン酸の有効性について検討した.
方法:TDI 誘発による AR モデルラットを作製し,ロズマリン酸を投与した.鼻過敏症状の観察ならびに,アレルギー症状の誘発に関与する鼻汁中の Substance P (SP), calcitonin gene-related peptide (CGRP), nerve growth factor (NGF) の濃度を測定した.
結果:ロズマリン酸の投与により鼻過敏症状は有意に抑制された.また鼻汁中 NGF の分泌には影響はなかったが,神経ペプチドである SP, CGRP の分泌は有意に抑制された.
結論:ロズマリン酸が AR に対して有効であり,そこには SP, CGRP の分泌抑制が関与していることが示唆された.
著者関連情報
© 2012 日本補完代替医療学会
前の記事 次の記事
feedback
Top