Journal of Computer Chemistry, Japan
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総説
Douglas–Kroll法
中嶋 隆人
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2014 年 13 巻 1 号 p. 50-70

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抄録

Douglas–Kroll (DK) 法は,ユニタリ変換を繰り返すことで外場ポテンシャル存在下でのDiracスピノルの大成分と小成分を分離する方法である.DK変換はFoldy–Wouthuysen (FW) 変換 の拡張として捉えることができ,FW変換での展開パラメータである光速のかわりに外場ポテンシャルを展開パラメータとする.このレビューではDK法の理論面と実用面を中心に紹介する.

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© 2014 日本コンピュータ化学会
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