抄録
鹿児島高専情報工学科では,初級プログラミング教育を終えた直後の学生を対象として,独自開発のクロスコンパイラキットを用いたプログラミング演習を実施している.本演習では,市販マイクロプロセッサをターゲットとする未完成のクロスコンパイラを与えて4時間×11週間で完成させる.学生自身のコーディング行数は約1000行である.演習前後にアンケートを実施すると,ほとんどの学生がコーディング能力が向上したと自己評価している.本発表では,過去6年間のアンケート結果と理解度テストの結果を比較しながら演習の効果について報告する.また,実施中の配慮事項と教材開発上の問題点についても述べる.