主催: 電気関係学会九州支部連合会
現在、人が持つ味に対する主観的かつ曖昧な感覚を定量化して表現するために味覚センサの研究が行われている。味覚センサは脂質高分子膜を味物質の受容部分とし、この複数の脂質膜からなる電位出力応答から味を認識する。味細胞で受容される味は、酸味・塩味・苦味・甘味・旨味の基本五味で、センサの脂質膜の表面電荷、疎水性・親水性を調節することで、それぞれの味に特化した膜を開発するとこができる。 本研究では、荷電高分子を脂質膜表面に修飾することで膜電位と親水性・疎水性を調整することを目標としている。