主催: 電気関係学会九州支部連合会
近年、システムの大規模化及び複雑化により、試験段階での解析、検証の重要度が増し、高い再現性を実現できることからシミュレーションが頻繁に用いられている。そこで、本実験では制御器、電力変換装置を含むIPMSMのリアルタイムシミュレータを構築した。その中で電力変換装置のデットタイムなど、us単位の動作の模擬及び、実機の挙動を模擬するリアルタイムシミュレータでは、高速演算が必要となる。そこで、本実験では並列処理による演算周期の高速化が可能なディジタルハードウェアであるFPGAを用いることで演算周期の高速化を行い、高精度なシミュレーションを実現している。