主催: 電気関係学会九州支部連合会
量子化ベクトルが代表する入力ベクトル数に対する許容誤差を変化させた曲線を用いて,適応的にベクトル量子化を行う,改良されたLBGアルゴリズムを提案する.このアルゴリズムは,許容誤差を満足するまで,量子化ベクトルを分裂させることを繰り返すことで,初期ベクトル配置に依存せず,さまざまな分布の入力ベクトルに対して良好なベクトル量子化を実現する.画像圧縮に適用した結果,従来のLBGやその改良手法と比較して優れた性能が得られることを計算機シミュレーションによって示す.