電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成22年度電気関係学会九州支部連合大会(第63回連合大会)講演論文集
セッションID: 10-1A-10
会議情報

電力用可変容量素子を用いた交流定電圧定電流電源の波形歪みに関する考察
沖 拓弥甲木 昭彦
著者情報
キーワード: 電子回路
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
交流定電圧電源としては,鉄共振回路などがよく知られているが,非線形素子または非線形回路を用いるため出力電圧波形は大きく歪み,効率の低下にもつながる.そこで,我々が提案した電力用可変容量素子を線形キャパシタとして用いる事で,原理的に出力電圧波形に歪みを生じない交流定電圧定電流電源を提案した.さらに,この電源の入力部に可変容量素子とインダクタを並列接続した,力率補償型の新しい交流定電圧定電流電源を提案している.本稿では,新回路の入出力波形を詳しく測定し,入力電圧波形の歪み除去が効果的に行われていることを確認したので報告する.可変容量素子を用いたことによる歪みの増加がないことも同時に確認できた.
著者関連情報
© 2010 電気関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top