電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第72回連合大会)講演論文集
セッションID: 01-2P-05
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水トリーによる残留電荷信号の時間特性
*鶴田 浩誠中口 隆成迫田 達也三宅 琢磨田島 豊三須 一成廣川 光晴佐藤 英章春山 浩
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抄録

22kV級の配電用ケーブルには架橋ポリエチレンを絶縁体に用いたCVケーブルが主に採用されている。1980年代以降3層同時押出し構造(以降, E-Eケーブルと記載)の採用, 乾式架橋等の水トリー対策によってケーブルの絶縁性能は大幅に向上している。しかし、近年, E-Eケーブルにおいても水トリーの発生が確認され始めた。著者らは配電線路の中で水トリー劣化したE-Eケーブルの劣化度と同ケーブルの位置あるいは区間特定することを目指している。 本報では, 劣化位置標定手法確立のための基礎研究として施設から28年が経過し水トリー劣化したE-Eケーブルに対して印加した交流電圧の印加時間を変化させて水トリーの残留電荷の挙動を確認した結果について述べる。

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© 2019 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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