大日本窯業協會雑誌
Online ISSN : 1884-2119
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スラツグ・セメント及びドロミチツク・セメントに就て
木村 三郎
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30 巻 (1922) 364 号 p. 595-608

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抄録

著者 (一) 滿鐵中央試驗所に於て鞍山製鐵所及び本溪湖煤鐵有限公司の鑛滓を用ゐて水硬セメントを製出せんがため鑛滓に石灰又はポートランドセメントを混合せるブゾラニツク、 セメント又はスラツグ、 セメントを調製し其の長期強度試驗を行なひ先づ六ケ月以内の試驗成績を豫報せり、 本研究に基き實地製造せるスラツグ・セメントの品質試驗結果左の如し、 粉末程度 (一平方糎に付九〇〇孔篩上殘滓重量%) 二・六、 凝結時間 (攝氏二五度に於て) 始三時五分、 終五時三八分 (注加水量三〇%)、 膨脹性龜裂試驗浸水法 (清水使用) に於て異状なし、 耐伸強度 (一平方糎に付瓩) 一: 三配合 (清水使用) 七日後一八・六、 二八日後二一・〇、 比重二・六三二、 (二) 次に著者は關東洲管内産ドロマイトを原料として水硬セメントを製出せんとし、 此れに要するドロマイトは粘土八-一〇%を含むを適當とし、 燒成温度は攝氏四〇〇度内外にて殆んど純白色にて精力を有し鏝當り滑かにして「ノビ」よく光澤ある製品を得べく、 強度左程大なるを要せざる建築物の裝飾に供用し又白色ポートランドセメントに代用し得べし、 尚ポートランドセメント、 スラツゲ、 長石等を添加せば其強度を増し得べき事を決論せり

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© The Ceramic Society of Japan
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