80 巻 (1972) 924 号 p. 324-326
MgAl2O4単結晶中の酸素イオンの自己拡散係数を温度1420℃から1630℃の範囲にわたって測定した. 測定はトレサーとして018を用いる気一固相交換法によった. 得られた自己拡散係数の温度依存性は実験温度範囲内において次式のように表わされる.
D=1.5×103 exp(-136×103/RT) cm2/secこれはintrinsicな拡散によるものと考えられる. またこの酸素イオンの自己拡散依数の絶対値はMgAl2O4中のマグネシウムイオンの自己拡散係数の絶対値より数桁小さく, MgAl2O4の焼結速度から求めたみかけの自己拡散係数に近い.