85 巻 (1977) 982 号 p. 277-281
Al2O3 73.9-92.6重量% (w/0) の領域におけるβ-Al2O3の生成を熱的, X線的に検討した.
1000℃, 3時間窒素気流中で焼成した試料は, (1) Al2O3低組成域でβ-Al2O3, NaF, およびNa3AlF6の混合相, (2) Al2O3 86.7w/0でβ-Al2O3単一相, (3) 高Al2O3組成域でβ-Al2O3とα-Al2O3との混合相であった.
示差熱曲線において730-780℃で始まる発熱ピーク温度はAl2O3組成増大とともに780℃から840℃へ上昇し, AlF3の昇華による重量減少率はAl2O3含有量の増加に伴って減少した. 発熱ピーク温度はβ-Al2O3生成反応に相応することがX線回折により明らかとなった.