88 巻 (1980) 1021 号 p. 566-570
ペロブスカイト型構造をとる (La1-xSrx)MnO3 (0.1≦x≦0.5) を合成し, この酸化物の電気抵抗 (R) を相対湿度 (H) 0-100%の範囲において調べた.
試料を粉砕した後, アルミナ基板に塗布し, Arガス中, 800℃及び1000℃まで加熱した. この酸化物の電気抵抗を室温にて, 2端子法を用いて測定した. x=0.3の試料の電気抵抗は, 相対湿度の増加とともに, ほぼ直線的に増加することが分った. また焼成温度が高くなるにしたがって, ΔR(=R100%-R0%) は急激に減少することが分った. 水の吸着量が増すにしたがって電気抵抗が大きくなる現象は, 欠陥型吸着モデルを用いて説明できる.