25 巻 (2010) p. 203-208
本研究では,狭小地でも適用可能な細幅の補強土擁壁の実現を目的として,杭を用いた補強土擁壁(Piled Geo-wall)の開発を行っている.過年度では,補強土擁壁を斜面上の道路盛土の耐震対策として用いた場合の杭の有無の差異,すなわち補強土擁壁の水平抵抗増加に及ぼす杭の適用効果を動的遠心模型実験により確認している.そこで本論文では,実物大のPiled Geo-wallを構築して静的水平載荷試験を行い,Piled Geo-wallの基本的な水平抵抗特性を確認したので報告する.また,この結果は,弾塑性はり-バネモデルで再現し,Piled Geo-wallを抗土圧構造物に適用する際の設計法として取りまとめたので,合わせて報告する.