ジオシンセティックス論文集
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論文
異常降雨による高速自動車道における切土斜面の崩壊と対策
安原 一哉金山 義幸中山 伸一伴 夏男小野澤 宏之
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2011 年 26 巻 p. 189-195

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抄録

2004年と2009年に,異常な降雨の影響で北関東自動車道における切土斜面が13か所において損傷を起こし,交通に支障をきたした.原因は,表面水や地下水を集積しやすい地形だったこととこれに見合うような排水施設の機能が不十分だったたtめに切土斜面の上部と下部でパイピングを起こしたためである.このような災害に対する対応策として,表面水と地下水の処理の両面作戦の排水施設を設置するとともに,浅層崩壊に対しては,布団籠マット工法,深層崩壊には布団籠枠工法で対応した.その対応が功を奏し,対策工が完成した2009年以降は,切土斜面において全く損傷を見ることはなかった.とりわけ,東北地方太平洋沖地震において,震度6弱を経験したにもかかわらず,当該補強切土区間は,何らの損傷も見られなかった.

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© 2011 国際ジオシンセティックス学会 日本支部
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