ジオメンブレン、ジオテキスタイルの土構造物への適用は鉄道、道路をはじめとして拡大している。こうした材料に要求される機能は主として、土構造物の補強、安定化、排水、土層と水層との分離などである。分離に関しては、ジオシンセティックの貫通抵抗力は最も重要な機能の一つである。しかしながら,こうした材料の耐貫通性能に関しての評価方法は確立されていなかった。そこで、貫通抵抗試験器を開発し、貫通抵抗力を求めた。さらに、時間-温度重ね合わせの原理のもとに貫通抵抗力のマスターカーブを作成した。このマスターカーブを用いて、広い速度領域での貫通抵抗力を予測することが可能となった。