防衛大学校土木工学教室
大成建設(株)技術研究所
東京電力(株)
1995 年 10 巻 p. 1-10
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高含水比粘性土盛土施工において、不織布は水平排水材としてよく用いられる。本研究は、不織布の水平排水材に対する適用性について実験的検討を行った。得られた主な結論は以下に示すとおりである。(1) 乾燥時の単位体積重量が小さいものほど、無拘束条件における透水性は高いが、拘束圧の増加に伴う面内方向通水性能の低下が著しくなる。(2) 室内試験で面内方向通水性能を考慮する場合、拘束圧や目詰まり等による低減を考慮すべきである。(3) 不織布は、十分な供用性を有する。
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