抄録
近年、環境保全意識の高まりや河川法の改正に伴い、河川護岸改修において多自然型川づくりが各地で実施されている。ブロックマット工法は、覆土を行うことにより緑化が可能であり、多自然型河川護岸に適した工法である。「美しい山河を守る災害復旧基本方針」において、多自然型河川護岸復旧工法のひとつとして、流速4m/secまでの河川に適用可能と示されている。実際の適用においては、護岸ブロックの流れ安定性の照査を行った上で工法の検討を行うことが望ましい。ここでは、河川護岸改修において「滑動-群体」モデルや「めくれ」モデルを用いて流れ安定性の照査を行い、多自然型川づくりを実施した施工例を報告する。