脳神経外科ジャーナル
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ナビゲーションシステムを用いた内視鏡下経鼻的下垂体手術
大橋 元一郎神尾 正巳阿部 俊昭鴻 信義春名 眞一
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2001 年 10 巻 5 号 p. 326-329

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抄録

下垂体病変の手術に際し, 内視鏡を用いた経鼻的アプローチを選択する機会が増えている.内視鏡を用いた手術は非侵襲的であり, 従来の手術用顕微鏡では観察不可能であったトルコ鞍の側方や上方の残存腫瘍が観察できるなど利点が多い.しかしながら, 従来の経蝶形骨洞法に慣れた術者にとって, 経鼻的アプローチは, 実際の術野における位置関係の確認に困難を生ずることもあるかと思われる.われわれは現在まで44症例に対し内視鏡下経鼻的アプローチを行ってきたが, そのうちの31例に対し, 術野における位置関係の確認のためにナビゲーションシステムInstaTrak^<TM>を用いて手術を行った.今後, 内視鏡手術を行う機会がますます増えるものと思われるが, 副鼻腔の構造が複雑な例や, 再手術で正常構造が破壊されているような例では, 本ナビゲーションシステムが特に有用であると思われた.

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© 2001 日本脳神経外科コングレス
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