脳神経外科ジャーナル
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コイルコンパクション後にクリッピング術を行った真の破裂後交通動脈瘤の1例
中崎 清之芳賀 整石堂 克哉松野 治雄緒方 登坂田 修治
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2004 年 13 巻 7 号 p. 527-532

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抄録
GDC塞栓術後,コイルコンパクションを起こし,動脈瘤クリッピング術を行った真の後交通動脈瘤の1例を報告した.症例は51歳,女性.突然の頭痛で発症した.頭部CTにてクモ膜下出血と診断し,脳血管造影にて右の後交通動脈から上方に突出する嚢状動脈瘤を認めた.発症日にGDC塞栓術を行ったが,1カ月後にコイルコンパクションが確認された.経過観察の脳血管造影にて再開通部の増大と動脈瘤の変形を認めため,クリッピング術を行った.慢性期の手術であったので穿通枝の確認は容易であり,手術後の脳血管造影にて動脈瘤の完全閉塞が確認された.GDC塞栓術後の再開通の治療には,クリッピング術も考慮に入れておくべきである.
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© 2004 日本脳神経外科コングレス

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