脳神経外科ジャーナル
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頸部神経根症に対して顕微鏡下後方椎間孔拡大術を施行した1例
角田 圭司馬場 史郎永田 泉
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2008 年 17 巻 10 号 p. 788-793

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抄録
頸部神経根症に対する手術治療には,種々の方法が報告されているが,近年,低侵襲手術の一つとして顕微鏡下後方椎間孔拡大術が日本においては整形外科医により推奨されている.脳神経外科医による報告は少ないが,今回われわれは1症例を経験した.本法は,頸椎の可動性を保ち,骨移植の必要がなく術後の装具も不要であり,患者の負担も少なく早期に社会復帰できる術式である.ただし的確な診断と顕微鏡を用いた慎重な手術操作が不可欠と思われる.本手術法の詳細と適応につき文献的考察とともに報告する.
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© 2008 日本脳神経外科コングレス

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