脳神経外科ジャーナル
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神経幹細胞による再生医療 : 歴史と現状(<特集>明日の脳神経外科を拓く神経科学)
高木 康志宮本 享
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2011 年 20 巻 8 号 p. 589-596

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抄録

1990年代に入り,成体脳内に神経幹細胞の存在が確認され,それを取り出して培養できるようになった.また,一方,胚性幹細胞から神経細胞を特異的に分化させる方法が報告され,神経再生医療の可能性が高まった.また2000年代には,多能性幹細胞の誘導が報告され,一部では神経再生医療の治験が始まりつつある.ここに神経幹細胞研究の歴史と臨床応用の現状について述べる.

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© 2011 日本脳神経外科コングレス
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